ラスト サムライ

2004年5月30日 映画
THE LAST SAMURAI
「演じるオールグレン大尉と同様に、トム・クルーズ自身が日本の武士道に心酔していく姿が伝わってくるアクションロマン超大作。
ハリウッドが撮った日本の歴史という点でも、画期的な一作である。
明治維新直後の日本で、軍を近代化したい政府の要請を受け、南北戦争の英雄オールグレンが招かれる。
ごう慢な態度で軍を教育する彼だったが───」

ええと、DVDで見ました。
ちょうどひなごんが生まれて手が離せない時期の公開だったので、オットだけが映画を見に行き、私はDVDの発売を待っていたワケです。

で、感想です。

ガイジンが作る日本の映画としては、ものすごくいい出来だったのでしょうね。日本人が大切にしてきた”美意識”がとても素晴らしく表現されていました。
そう思えばハリウッド的なガチャガチャゴチャゴチャしたアクションもなく、静と動の映画だったと思います。
渡辺謙が素晴らしいという評判だったのですが、私は真田広之がスゴイなあと思いました。
声がまだ「色男風」を残していたのですが、姿は古来に居たであろう侍…というより武士(もののふ)というものを体現していたように思います。剛を感じました。
渡辺謙は、なんとなくいつかの大河ドラマで見た斉藤道山を思い出してしまいました(入道頭だからか?)
小雪は綺麗でしたが、眉毛の太さにちょっと笑ったりしてしまいました。───しかし夫を殺した相手を好きになるのって戦国時代ならあったかもしれんが…どうなんでしょうね。

これから先は苦情。

ニュージーランドで撮影したらしいのですが、本当に、風景のどこからかホビットが転がりでてきそうな気がしました。
なんか山脈と山脈の間近くに村作ってたみたいだけど、そんなの日本じゃちょっとあり得ないし。
なにより緑が鮮やかだわー。日本の山って緑が濃くってうっそうとしている雰囲気がある。じめじめしていて、ちょっとした闇に何か潜んでいそうな…。でもさすがニュージーランドだけあって、カラッとしてるのが画面を通じて感じました。
やっぱ日本の空気までは外国人には分かるまいというのが不満かな〜
あとネタバレだけど勝元の最後。
あれはないっしょー!とちょっと笑ってしまいました。

でも総じていい映画だったと思います。
この映画を見て外国人が日本にやってきて浅草とか行くのが目に見えますわ。
日本人として外国人にオススメできる1本ではないでしょーか。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索